自作真空管アンプ(2A3シングルパワーアンプ)

真空管アンプ 2A3シングルパワーアンプ。
サンバレーのキット、JB 2A3 Ver.3です。
カフェを開く友人からの依頼で作りました。

自作人生ついにここまで来たかと、ちょっと感慨深いです。
とは言ってもキットですが、、、
部品は全て揃っていて(線材、インシュロックタイなども)、マニュアルがとても丁寧に出来ています。
マニュアルに従って組立てるだけです。
ただ、これはちょっと経験者じゃないと難しいかもしれません。
去年の夏に電子機器組立技能検定ってのを受けたんですが、その経験がかなり活きました。
ちなみに真空管に関する知識はほぼ素人です。

今までエフェクターやデジタルアンプなどを自作してきましたが、やはり真空管アンプとなるとボリューム(音量ではない)が違いますね。
のんびりやってメカ組立に1日、配線に4日、発狂したのが3回くらいでしょうか。

【メカ組立】
ただマニュアルの順番に従って組んでくだけです。
単純に見えるんですが、素直に順番に従わないと後でめんどくさいことになります。
目立たないこだわりとして、外観から見える真空管ソケットは、フレームの穴と同心にねじの微妙なガタで位置調整してます。
その他の部品も、基本水平、垂直です。

【配線】
配線のマニュアルも分かりやすく工程が分かれているので、それに従って配線していくだけです。
が、ちょっとテクニックが要ります。
配線が増えていくと、だんだんスペース的に厳しくなります。
こてには気を付けないとせっかくはんだ付けした線を焦がしてしまいます。
そんなことに気を付けていると、いい感じでこてが当てれなくなります。
うまくやらないとはんだ付けに時間が掛かって被覆が溶けたり、はんだがきれいにのらなかったり(ツノが出現したり)てしまいます。
あと、配線後の状態も想像しないと、引き回しがごちゃごちゃになってしまいます。
イライラしたら休憩しましょう。
私はイライラするとどっぷりはまってくので、精神衛生上良くありません。

配線もかなりアクロバティックに3次元的なものとなっております。

【動作チェック】
エフェクターやデジタルアンプと違って、間違ったら感電したり、家のブレーカーが落ちたり、コンデンサが破裂する恐れがあります。
配線間違いが無いか3回通りくらい確認しました。
はんだ付けした芯線部分がとなりの端子とショートしたり、はんだし損ねた芯線がにょろっとフレームに触れてショートしたりするとどえらいことになります。
くどいほどチェックをしました。

全部問題無し!一発で動くはずって確信してから、逃げ腰で電源入れました。
電源ONして電圧チェックして電圧おかしい!しかもキーンってモスキート音がする!
わけわかんねぇし、こえぇし、うるせぇし、最大の発狂ポイントです。
3時間後、スピーカー端子のGNDのはんだ付け部分が導通してないことが分かりました。
一見ちゃんとはんだ付けしてあるのに、テスターで当たると導通してないんです。
端子のお尻にはんだ付けする強引な構造で、やけにはんだのノリがわりぃなって思ったとこだったんですけどね。
フラックス使うほどでも無いわって無理やりはんだ付けしたんです。
無理はいかんすなぁ。

【音出し】
音だしは実家の親父作成20cmバックロードホーンで確認しました。
普通のアンプとここまでの差があるとは(分かるとは)思いませんでした。
まるでクリスタルな輝きを持った抜けるような高音と、ふくよかで滑らかな中低音。
と、これはサンバレーの宣伝文句です。
まぁ色々表現はあると思いますが、音の表現って難しいですよね。
全体的なニュアンスはもちろんですが、特に違いを感じたのはハイハットの音でした。
生よりもクリアな音!

愛知県蒲郡市の喫茶スロースさんでぜひ聴いてみて下さい。