タミヤ ラジコン フォックス修理

田宮模型(現タミヤ)のラジコン フォックス(No.5851)です。
購入したのは、おそらく30年前ほどだと思います。
当時はファミコン、ラジコン、ミニ四駆の全盛期でした。
特に「ラジコン所有者」というステータスは全ての男子の憧れだったように思えます。
今考えると、全ての男子ってのは妄想だったと思いますが。。。
他の「ラジコン所有者」の友人と競争したり、近所の年下の子供達に自慢したりしていた記憶があります。

自分にも子供が出来、子供のおもちゃとして修理することにしました。
私は物持ちが良いので、おもちゃなどはほとんど捨てていません。
ラジコンも当時のまま、実家の押入れに眠っていました。

とりあえず、動作確認を行ってみました。

<初期状態>

・プロポの電池の液漏れ
・バッテリーが充電出来ない

上記は想定されていたことですので、ACアダプタ、バッテリー、電池を交換しました。
これだけで一応走り出すことが出来ました。

<トラブル1:プロポニュートラル位置でバック暴走>

状況

プロポでアクセルを離すと物凄い勢いでバックに暴走します。
完全に忘れていた当時の記憶がフラッシュバックしてきましたが、これは当時にも起きていた問題でした。
組立をした父親にも相談しましたが、解決できず、そのまま我慢して使い続けました。

原因

フォックスのスピードコントローラーは、現状の電子的なものとは違い、機械的な電気接点切替をしていました。

上写真のひし形のパーツが回転し、回路を切り替える構造です。
この電気接点がプロポのニュートラル位置でバックに入ってしまうことが判明しました。
マニュアルに従って再組み付けをして、組み付けミスが発覚しましたが(30年かけて発覚した組み付けミス!)、完全には改善しませんでした。
また、この機械的なスピードコントローラーは、バッテリーーからモーターへ行く回路上に直列にセメント抵抗を入れることで、モーターに流れる電流をコントロールする構造であり、リニアなスピードコントロールが出来ない、バッテリー消費が非効率的だということも分かりました。
車で例えると、常にフルアクセル状態で、ブレーキを踏んででスピードをコントロールするイメージです。
中速で走り続けたりするとセメント抵抗が非常に高温になります。
この構造のためセメント抵抗にも劣化が見られました。


触って火傷をするリスクもあるため、電子式のスピードコントローラー(ESC)に変更することにしました。

対応

ESCはヤフオクで\1,400で購入しました。
配線もとてもすっきりし、バックに暴走する恐れを忘れて操作出来るようになりました。
安いESCのためか、反応があまり良くありませんが、交換前と比べると時代が10年は進んだ気になりますので、良しとします。

<トラブル2:ドライブシャフトのジョイント磨耗>

状況

トラブル1が改善したと思ったら、今度は後輪片側が回っていないことに気付きました。

原因

分解したところ、ドライブシャフトのジョイント部分が磨耗して空回りしている状態でした。


上写真の左が組み付け状態、中、右の2パーツが分解状態です。
中の六角が左のカップにはまって回転を伝えます。


ジョイントの角度が高くなると、空回りしてしまいます。
昔は気付いていなかっただけなのか、長期間の保管で劣化してしまったのは不明です。
今のラジコンではドッグボーンとカップの構造が当たり前になっています。
復刻版のノバフォックスでも、ドッグボーンとカップに構造変更されています。

やはり構造的にはあまり良くなかったということでしょうね。

対応

タミヤのサポートに連絡したら、ドライブシャフトごとノバフォックスのものに交換出来るはずと、わざわざ電話で説明して頂けました。
この後も色々サポートにはお世話になっていますが、やはり公式には「復刻版での使用保証は出来ないが、出来ると思う」という回答を頂けます。
この回答を頂けるだけで充分です!

<その後>

この後は、壁にぶつかってホイール破損などでパーツ交換したりしていますが、問題なく使えています。
おそらく、ここまで修理するのに1万円近くは掛かったような気もします。
思い入れのあるラジコンが30年経って、まだ動くってのも感慨深いものがありますので、あまり費用のことは気にしないようにしました。