ボールラック:端材活用で材料費ゼロ円、ちょうど良いサイズで簡単DIY

自作家具

ボールの置き場

子どもが大きくなるにつれボールが増えてきました。
ドッジボール、サッカーボール、バスケットボールなど、穴が空いて捨てるものもありますが、増える数の方が多いです。
屋外で使うボールは玄関に置いていたり、玄関横のウォークイン収納に放り込んでいました。
ボールが増えるにつれ、置き場に困るようになってきました。
床にコロコロ転がしておくと邪魔です。

ボールは積み重ねて収納することができません。
カゴに入れたり、袋に入れたりすることで、まとめて収納することはできますが、以下のような問題があります。
・カゴにボールを入れると下に積み重ねたボールが取り出しにくい。
・袋は形が安定しないので置き場に困る。

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市販品のボールラックはありますが、ちょうど良いサイズのものはありません(探していませんが)。
そこで、キャスター付きのボールラックを作ることにしました。
使いたいボールをひょいと取り出すことができ、ラックごと収納することができるようなものです。

構想

Autodesk Fusion360でモデリングしました。

我が家のバスケットボールは小学生用の5号です。
どうせ作るならと大人用の7号のバスケットボールが収納できるサイズとしました。
小さい側は息子がお気に入りの0号のドッジボールとしました。
各ボールのサイズは下記です。
・バスケットボール5号:22cm
・バスケットボール7号:24.5cm
・ドッジボール0号:16cm

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ラックのサイズは家にあった端材の長さも考慮して以下のように決めました。
ボールを載せる角材の間隔は、実験の結果、150mmが良さそうです。
ラックの奥行きはバスケットボール7号が2個載せられるように、400mmとしました。
最上段であればこのサイズで2個載せられますが、中段、下段は柱が邪魔になって2個は載りません。
高さは各段にボールが入る高さを考慮し、540mmとしました。
大きすぎず小さすぎず、ちょうど良いサイズを狙いました。

柱は30X30のSPF材、上段、下段の梁は20X30のSPF材、中段の梁は1X1のSPF材を使用することにします。

製作

SPF材をカットします。
30X30:540mmX4本、120mmX4本
20X30:400mmX4本
1X1:400mmX2本

ねじ止め位置に下穴をあけます。

ねじ同士が干渉しないように、ねじ止めする方向によって高さを変えています。
サイズが小さいSPF材を相手材としてねじをねじ込むと、場所によって簡単に割れてしまいます。
ねじよりも細いドリルで下穴をあけておくと安心です。
床面に押し付けながらねじ止めすることで、枠が歪まないようにします。

枠が出来ました。

2個作ります。

枠に梁をねじ込んでいきます。
ここでも梁のSPF材が割れないようにねじ止め前に下穴をあけてからねじ止めします。

中段の梁を1X1のSPF材にしたのは、特に意味は無く、20X30の端材が無くなったので、1X1で代用しました。
ねじ1箇所止めにすると梁が回転しやすくなるので、出来れば2箇所でねじ止めしたいですが、1X1は1箇所止めしか出来ません。
締めた感じでは回転しそうもないので、これで様子見とします。

底面にキャスターを取り付けます。
2個は固定キャスター、2個は自在キャスターです。
これも意味があるわけではなく\余っていたものを使った結果です。

まとめ

端材と余り物を使用したため、材料費はゼロ円でした。
製作も30分くらいでした。
ボールサイズを調べて、角材の間隔を実験して決めて、端材を測りながら3Dモデルを作るのに2時間くらい掛かったと思います。

玄関にコロコロと転がっていたボールが整然と収納できるようになりました。

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