DIYで棚や家具を作るとき、ねじ頭が見えていると「いかにもDIY」という印象になりがちです。 機能上はまったく問題ありませんが、ねじ頭を隠すだけで仕上がりが一気に美しくなるため、家具づくりではよく使われるテクニックです。
この記事では、私が普段使っている ダボ処理によるねじ頭の隠し方 を、座ぐり穴の開け方から仕上げまで詳しく解説します。
なぜねじ頭を隠すのか?


DIYではねじ頭が見えていても強度や機能上の問題はありません。 ただ、以下のような理由で「隠したい」と感じることが多いです。
- 見た目がすっきりする
- 家具としての完成度が上がる
- 高級感が出る
- 子どもが触れても安全(ねじ頭の引っかかり防止)
特に棚・本棚・ステップなど、室内で使う作品では仕上がりの印象が大きく変わります。
ねじ頭を隠す方法は「ダボ処理」が基本
ねじ頭を隠す方法はいくつかありますが、DIYで最も一般的なのが ダボ処理 です。
ダボ処理とは?

- ねじ頭が入る「座ぐり穴」を開ける
- ねじを締める
- ダボを打ち込む
- ダボを面に仕上げる
という流れで、ねじ頭を完全に隠す方法です。
必要な道具
- ダボ用ドリル(8mmが一般的)
- ダボ 8mm(木製の丸棒)
- コーススレッド
- 木工用ボンド
- ダボカッター
- サンドペーパー(#240〜#400)
ダボ処理の手順
下穴と座ぐり穴の加工順序について(センターを確実に合わせる方法)
ダボ処理では、下穴と座ぐり穴のどちらを先に開けるかで迷うことがあります。 私はいつも 「下穴 → 座ぐり穴」 の順番で加工しています。
● 下穴を先に開ける理由
下穴があることで、 ダボ用ドリルのセンター出しが確実にできる ためです。
- 下穴がガイドになる
- 下穴と座ぐり穴が確実に同心になる
- 座ぐり穴の中心がズレない
座ぐり穴の底は見えないため、 「中心にドリルが来ているか」を目視で判断することができません。 そのため、私は 下穴を先に開けてセンターを確実に合わせる方法 を採用しています。
● 逆の順番(座ぐり穴 → 下穴)でも加工は可能
もちろん、座ぐり穴を先に開けても加工はできます。
座ぐり穴の中心にはダボ用ドリルの先端が食い込むため、 その後に下穴を開けても 大きくセンターがズレることはありません。
ただし──
- 座ぐり穴の底が見えない
- 下穴の位置が本当に中心か確認できない
- ズレていても気づけない
という理由から、私は 確実性の高い「下穴 → 座ぐり穴」 の順番で作業しています。
● 結論:センターを確実に合わせたいなら「下穴 → 座ぐり穴」
- 下穴がセンターガイドになる
- 座ぐり穴と下穴が同心になる
- ダボがまっすぐ入り、仕上がりが綺麗になる
① コーススレッド用の下穴を開ける
ねじ穴位置に印を付けます。

穴の中心位置にオートポンチでくぼみを付けます。穴位置が多少ずれても良い場合はオートポンチを省略することもあります。


くぼみがあるとドリルの位置を合わせやすくなります。

2.5mmのドリルを使用します。

穴を開けます。

穴が開きました。
② ダボ用ドリルで座ぐり穴を開ける
コーススレッド用の下穴にセンターを合わせてダボ用ドリルでいっぱいまで座グリ穴をを開けます。
- 深さは 5〜8mm 程度 (ドリルが広がるところまで当てています)
- ダボの直径に合わせてドリルを選ぶ
- 穴はまっすぐ開けることが重要
座ぐり穴が浅すぎるとダボが飛び出します。


先端を下穴に合わせて加工します。

段差まで押し込みます。

下穴と座ぐり穴が同心になっています。
押し込みが強すぎると座ぐり穴の口が面取りしたように広がってしまうため、押し込み加減は注意した方が良いです。
② コーススレッドをねじ締めする
座ぐり穴の奥にねじを打ち込みます。
- ねじ頭が座ぐり穴の底に収まる
- ねじ頭が木材表面より下にある状態が理想
ここでねじ頭が出ていると、ダボが浮いてしまいます。
後で増し締めできなくなるため、確実に締めこみます。



③ ダボを打ち込む
座ぐり穴にダボを入れ、木工用ボンドで固定します。
- ダボは軽く叩いて奥まで入れる
- 木目の向きを合わせると仕上がりが綺麗
- ボンドは少量でOK(はみ出し防止)


④ ダボを面一にカットする
ダボが乾いたら、木材の表面と同じ高さになるようにカットします。
- ノコギリで切る
- 専用のダボカッターがあると便利
- 最後にサンドペーパーで整える
この「面一仕上げ」が綺麗にできると、家具のような仕上がりになります。

ダボ処理の仕上がりはひと手間で全然違う
ダボ処理は少し手間がかかりますが、仕上がりの印象が大きく変わります。
- ねじ頭が完全に隠れる
- 表面がフラットになる
- 塗装が綺麗に乗る
- 家具のような高級感が出る
DIY初心者でも、慣れれば簡単にできるおすすめのテクニックです。
ダボ処理が向いているDIY作品
- 本棚
- 棚板の固定
- ステップ
- 作業台
- 子ども向け家具
- 室内で使う木製作品全般
特に「見た目を整えたい作品」では効果が大きいです。
まとめ
構造上、ねじ頭を隠せないとか、ねじ頭が見えていることで味があるとか、単純に面倒だったりとか(笑)、あえてねじ頭を隠さないことを選択することもありますが、ねじ頭を隠すダボ処理は、DIYの仕上がりを大きく向上させるテクニックです。
- 座ぐり穴を開ける
- ねじを締める
- ダボを打ち込む
- 面一に仕上げる
この4ステップだけで、作品の見た目が劇的に変わります。 家具のような仕上がりを目指したい方におすすめです。



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