田宮模型(現タミヤ)のアバンテ(No.58072)です。
フォックスに続いて、2台目となるラジコンを購入したのは、中学生の頃だったと思います。
フォックスは父親に組み立ててもらったのですが、アバンテは自分で選んで、塗装、組立も自分でやりました。
ボディのカラーリングは、当時のF1のフェラーリとか、ウイリアムズとかにインスピレーション受けて考えたものだったような気がします。
こちらも四半世紀を超えて修理しました。
<トラブル1:ESC故障>
状況
フォックスと同様、やはりバッテリーは駄目になっていましたが、バッテリーを交換しても、前後の動作が全く効きませんでした。
原因
結果として、こちらもスピードコントローラーを交換して動くようになりました。
一応、フォックス修理で手配したESCで問題無く動作することを確認した為、原因特定が出来ました。
なぜESCが駄目になったかははっきり分かりませんが、昔は問題なく使えていたような気がするので、長期間の保管による劣化の可能性が考えられます。
<トラブル2:ホイールハブの紛失>
状況
ホイールは樹脂のホイールキャップ件ナットによるねじ止め構造です。
マニュアルにも締めすぎ注意と書いてはありますが、これもあまり構造が良くありません。
締め付けが弱いとホイールがガタついてキャップが緩んでしまいます。
逆に締め付けが強いとキャップが破損してホイールが脱落します。
上のどちらの原因かは今となっては分かりませんが、走行中にホイールキャップとホイールが脱落、それにともない、ホイールハブとドライブシャフトがどこかに吹っ飛んでいきました。
「サポートでパーツ手配するしかないか」と気楽に考えていましたが、ホイールハブが既に廃盤になっており、手配出来ないということが判明しました。
ドライブシャフトは土砂降りの公園を探し回ってなんとか見つけましたが、ホイールハブはどんなに探しても見つかりませんでした(かなり怪しかったと思われます)。
原因
ホイールハブはホイールの六角溝に合った六角の外径ですが、内径はスイングシャフトのギザギザとホイールハブのギザギザで回転を伝える「カムロック構造」となっています。
復刻版のホイールハブはC字でねじを締め付けて締結する構造になっており、全く互換性がありません。
これならホイールが脱落しても、ホイールハブやドライブシャフトまで脱落することはありません。
問題箇所はは復刻版で改善されていることは感心です。
ただ、25年前の製品のサポート(保守パーツ)を期待するのは酷ですね。
ちなみに復刻版のパーツを使用して、周辺部品も込みで一式交換しようとすると、5,000円を超える費用が掛かることが分かりました。
タミヤ アバンテ(2011) 58489 | ||||
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色々調査した結果(海外サイトも含めて本当に色々調べました)、現行復刻版(2011年版)の前に旧復刻版(2001年版)があることが分かり、そのホイールハブが比較的近い構造だということが分かりました。
タミヤのサポートページにも最新の復刻版の記載しかありませんでした。
対応
再度サポートに「2001年復刻版ホイールハブが使えるか?」という問い合わせに対しては「使える可能性はあるが、確認出来る製品も無い為保証は出来ない」との回答が頂けました。
早速手配して無事使えることを確認しました。
ホイールキャップが脱落することを防ぐ為、現状は金属ナットをダブルナットにしてガチガチに固定しています。
アバンテの特徴的なホイールキャップが使えないのは残念ですが、リスク(ホイールとホイールハブ、ドライブシャフト脱落)を考えるとしょうがないです。
絶対にホイールが脱落することは無いはずです。
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