バッティングネットDIY(室内で遊べて折りたたみ出来る:材料費約3,300円)

自作おもちゃ

トスマシン

子どもの誕生日プレゼントでトスマシンを購入しました。
サクライ貿易のFALCON FTS-100 N21です。
同じシリーズにピッチングマシンもありますが、室内でも遊べるようにトスマシンにしました。

バッティングトレーナー 前からトスマシン FTS-100 N21
by カエレバ


やわらかいボールで子どもにも打ちやすく、とても楽しめます。
ただ、ボールは8個しかないので、打ったボールの補給が大変です。

スペアボール12個入り FTS-12SB(前からトスマシン EFS-100専用)
by カエレバ


スペアボールも販売していますが、ボールを打ち切ったらボールを集めて戻さなくてはいけません。
屋外で遊ぶと外野手が必要ですし、屋内で遊ぶと壁や天井にぶつかって転がったボールを探さなくてはいけません。
そもそも、屋内では壊れるようなものがある部屋では遊べません。

あすつく Falcon ファルコン 野球 トスマシン 防球ネット セット トスマシーン バッティングマシン ftn-800-fts-100

by カエレバ

専用の防球ネットFTS-800というものもあります。
こちらはネットに打ったボールがまたトスマシンに供給されるような仕組みになっています。
これであれば、打球がネットに収まる限り繰り返しバッティングに専念することが出来ます。
ただ、この専用ネットは折りたたんで収納することが出来ません。
残念ながら我が家にはこの防球ネットを置いておくスペースがありません。
そこで、折りたたみ出来る防球ネットをDIYすることにしました。

構想

以下のような構想です。
・軽量で安価なSPF材をフレームとし、ネットを引っかける。
・フレームは蝶番で折りたたみ可能とする。
・ネットに穴をあけて打ち込んだボールがトスマシンに戻るような構造とする。
・屋内に設置して遊べる(外で遊べないときにも部屋で体を動かして遊べる)。

材料

2種類のサイズのSPF材を使用します。
30mmX30mmX1820mm(291円):4本
19mmX30mmX1820mm(187円):2本
蝶番89mm2個(327円)
ラッセルネット2mX3m(1,410円)
合計:3,275円

20mmX30mmは4本で製作し始めましたが、最終的にサイズ調整した結果、2本で足りるサイズとなりました。

製作

フレーム製作

フレームをコーススレッドでねじ止めします。
ねじ止め位置に下穴をあけておきます。

コーススレッドは長さ51mmのものを使用しました。
このままねじ込むと木口側も割れる可能性があるので、φ2.5程度で下穴をあけます。

2箇所ねじ止めすればフレーム同士は強固に固定できます。

柱も梁も長さ1820mmのまま組み立てました。
かなり大きいですが、後で現物で確認しながら調整することにしました。
最終的に幅は半分のサイズになります。
これを2セット組み立てます。

2セットのフレームを蝶番で連結します。
力が掛かるとフレームはたわんでしまいますが、一応形は保っています。
フレームはこれで一旦完成です。

ネット取付

まずは適当にネットをフレームに引っかけてみました。
実際に試してみて、以下のような問題点がありました。
・幅が大きすぎて、折りたたみ出来ても置く場所が無い
・天井方向のネットがない
・ネットをフレームに張るとボールの反動で跳ね返ってきてしまう
・ボールの勢いでフレームの開き角度が閉じてきてしまい、ネットの張り加減が変わってしまう

フレーム構造見直し

以下のような対策を取ることにしました。
・フレーム一面の幅は900mm(半分)にする
・フレームを固定する取り外し可能なつっかえ棒をつける
・ネットはフレームに沿って引っかけるのではなく、ダランとぶら下げてボールの勢いを抑える

写真のようなイメージです。
つっかえ棒があればフレームが閉じるのを防ぐことが出来ます。
使わないときにはつっかえ棒を取り外して折りたたみ可能とします。
つっかえ棒にダボを取り付け、フレームに穴をあけ、穴にダボを入れることでつっかえ棒を固定するような構造を考えました。

つっかえ棒の両端は写真のように斜めにカットします。

ダボと穴で固定する位置に印を付けました。

ダボ用錐で穴をあけます。
つっかえ棒側にダボを付ける想定のため、フレーム側はただの穴で良いのですが、ダボと穴の位置を合わせるため、ダボ用マーキングポンチを使うためのダボ用錐加工です。

ダボ用マーキングポンチを取り付けて、つっかえ棒のダボ取付位置に印を付けます。

つっかえ棒のマーキング位置にダボ用錐で穴をあけます。

ダボを打ち込みます。

ダボはφ8mmのものを使用します。
フレーム側の穴はφ9mmとしました。
ある程度隙間がないと、取付、取外しがやりにくいです。

つっかえ棒には両面テープ付きのマジックテープを貼り付け、ネットをマジックテープでつっかえ棒に固定出来るようにしました。
ネット側にマジックテープを縫い付けるようなことも考えましたが、ネットがすかすかなのでネットをマジックテープで挟むようにすれば十分固定出来ます。
中央と両端の3か所をマジックテープで固定します。

再度、ネットを張って確認。
つっかえ棒によりフレームはかなり安定しました。
ボールがネットから飛び出すのを防ぐはたらきもあります。

ネットにはボールのサイズに合わせて十字の切れ込みを入れます。
トスマシンがネットに干渉しないことに気を付ける必要があります。
ネットに打ち込んだボールが穴に入るように、ネット全体の張り具合を微調整します。

まとめ

完成しました。

使わないときは折りたたむことが出来るので、非常に省スペースです。
おうちでも思いっきりバッティングの練習が出来ます。

収納できるバスケットゴールも製作しています。

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