冷蔵庫の耐震対策
地震があったり、ニュースを見るたびに「冷蔵庫の耐震対策をしなければ」と思いながら、時間が経過していきます。
幸い我が家は冷蔵庫が倒れるような地震に合ったことはありませんが、この先は分かりませんし、いつか起きる大地震に備える必要はあります。
我が家は、クローゼットなど備え付け収納を最大限活用し、棚は最小限にしています。
どうしても棚が必要であれば必要に応じてDIYしますが、大型の棚は壁に固定するような対策を取ってきました。
冷蔵庫の耐震対策が進まなかったのは、なかなか良いアイデアが浮かばなかったからです。
冷蔵庫地震対策ストッパー EZ2-QL009 | ||||
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リンクのような冷蔵庫の地震対策ストッパーが販売されています。
壁と冷蔵庫に接着して固定するものです。
この商品を否定するつもりはありませんが、個人的に壁紙に接着しても、冷蔵庫の重さを耐えきれるのは不安に感じています。
商品自体は耐久試験されて壊れるようなことは無いと思いますが、壁紙が剥がれたり、石膏ボードが剥がれたりするようなことが起きないかと考えてしまいます。
冷蔵庫側のつるつるした面に接着することは問題無い気はしますが、壁紙の上から接着は少し不安を感じてしまいます。
IRIS 家具転倒防止棒 KTB30 | ||||
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所謂突っ張り棒も代表的な耐震対策ですが、見た目がいまいちです。
特に冷蔵庫は天井までの隙間が結構ありますので、この隙間を埋める突っ張り棒はかなり目立ってしまいます。
また、突っ張り棒は天井が地震による冷蔵庫の荷重に耐えられなければ意味を成しません。
そんなこんなで良いアイデアが浮かばずに時間が経過してしまいましたが、さすがに地震が怖いと思い、下のような耐震をすることにしました。
家具固定金具ベルト式 No.6229(2本入) | ||||
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家具の地震対策用のベルトを使って冷蔵庫を固定することにしました。
もちろん冷蔵庫側はねじ止めすることは出来ませんので、冷蔵庫運搬用のハンドルに縛り付けて固定するような固定方法を考えました。
MYST NO.6629
Amazonで1,300円くらいで購入しました。
Amzonのレビューを見るとベルトが一本しかないとのコメントがあったので、不安でしたが、2セットのベルトが入っています。
壁に固定する金具と、ベルトの長さ調整具はスチールですが、ベルトを通す部分が少し弱そうにも感じますが、気にしないようにします。
取付
壁に金具をねじ止めしますが、石膏ボードではねじが効かず、冷蔵庫を固定することも出来ませんので、壁の下地を探ってねじ止めする必要があります。
水色のマスキングテープを貼り付けた付近に下地がありました。
冷蔵庫の背面側には上下に運搬用の取っ手があります。
これにベルトを縛り付けようと考えていました。
下地が背面の両端にあれば、ちょうど一か所ずつベルトで固定出来たのですが、側面側1箇所、背面側1箇所で固定する必要があります。
背面側は当初の予定通り、取っ手にベルトを通して固定することにします。
側面側は取っ手までベルトを伸ばしてしまうと、その長さの分だけ冷蔵庫が動けることになってしまいます。
地震があったことを想定した場合、遊びがあるとその分だけ動いた勢いによって荷重が大きくなってしまいます。
遊びを極力小さくした方が良いです。
そこで、側面側は冷蔵庫天面に金具を両面テープで固定し、ベルトで固定することにしました。
下地探しを使って金具固定位置を確認します。
ねじは石膏ボードの下の下地に届く必要があります。
32mmのコーススレッドを使用しました。
金具を2箇所取り付けたところです。
金具と冷蔵庫の取っ手にベルトを通して、ベルト長さ調整具で留めました。
余分なベルトは縛って背面に隠しました。
側面側の金具を冷蔵庫に接着します。
3Mの超強力両面テープを使用しました。
全面に貼り付けた方が良いとは思います。
これを冷蔵庫天面に接着します。
先に取り付けておいた壁側の金具の位置に合わせて接着します。
側面側も金具にベルトを通してベルト長さ調整具で固定、余分なベルトは縛って目立たないようにしました。
まとめ
ずっと気になっていた冷蔵庫の耐震対策が出来てすっきりしました。
ポイントは地震が起きたときに冷蔵庫が動ける範囲を狭める方向でベルトを留めたことだと思います。
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