無印良品のスタッキングシェルフ
無印良品のスタッキングシェルフは、シンプルですっきりして収納力もあり、非常に優れた収納だと思います。
スタッキングシェルフ用の収納用品が充実しているのもうれしいです。
最近ではイオンやニトリなど、同じような商品を良く見るようになりました。
それだけ人気が高いということなんでしょうね。
今回は無印良品のスタッキングシェルフを参考にしてパイン材で製作しました。
内寸は完全コピーなので、無印良品スタッキングシェルフ用の収納がぴったりと収まります。
横2列×縦4列というのは無印良品の標準セットにはありませんが、自分で思い描いたモノを思った通りに製作出来るのがDIYの良いところですね!
材料
1820mm×910mm、厚み18mmのパイン材を2枚使用します。
近所のホームセンターでは3,500円~4,000円くらいで購入出来ます。
安価な割に木目がきれいで、加工もしやすいです。
私がDIYするとき、最も良く使用している材料です。
木取図
スタッキングシェルフ(2列×4段)の木取図です。
もし「作ってみようかな」なんて思われた方は是非活用してください。
ホームセンターの係の方に渡せば、これだけでカットしてもらえると思います。
私はいつも、カットが直角になるように、はじめに1辺を薄くカットしてもらいます。
正確に言うと「ホームセンターのパネルソーの角度に合わせる」だけなので、パネルソーの直角が出ていなかったら残念なのですが、そこまでは気にしないようにしています。
同じ寸法のカットはパネルソーのガイドを固定したまま連続してカットしてもらうことが重要です。
ガイドをずらしてしまうと、いかに再調整したとしても微妙な寸法のずれが発生してしまいます。
ガイドをずらさなければ、ばらつきを抑えることが出来ます。
上の木取図でいうと、奥行き285mmでガイドをセットしたら、2枚分全ての285mmをカットしてもらうようなイメージです。
製作
ホームセンターでの木材カット後、組立前に面取り、バリ取り、やすりがけ、サンダーがけを行います。
詳細はこちらの記事にてご紹介していますので、ご参照ください。
仕切り板の固定は、下側からねじ止め、上側はダボとしました。
棚板に仕切り板をねじ止めします。
底板のねじ頭は後でダボ埋めするため、あらかじめダボ穴をあけておきます。
それ以外は外観に見えないので、ねじ頭のままです。
底板側から片側の側板にコーススレッドにてねじ止めします。
側板もねじ頭が見えないようにダボ穴とし、後でダボ埋めします。
一番下段の仕切り板と下から2段目の棚板はダボで連結し、位置を決めてから棚板と側板をねじ止めします。
棚板と仕切り板のダボ穴位置がずれると、仕切り板が一直線上にならないため、ダボ穴の位置は出来るだけ精度良く加工する必要があります。
同じように棚板と仕切り板のセットを組み立てていきます。
天板をコーススレッドでねじ止めします。
こちらもねじ頭が見えなくするためにダボ穴にしておき、後でダボ埋めします。
反対側の側板をねじ止めして完成です。
側板からのねじ止めし、ねじ頭が見えると美しくないので、ダボで隠します。
あらかじめダボ用の穴をあけておきます。
ねじ止め後のダボ穴に木工用ボンドを流し込みます。
ダボを打ち込みます。
飛び出たダボをダボ切りのこぎりで切断します。
ダボ切りのこぎりはzライフソークラフト145を使用しています。
ライフソークラフト145 | ||||
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塗装
下記手順でニスを塗布します。
①ウェスで水拭きして表面のゴミを除去する
②原液のニスを塗布する
③乾燥してから、#400のペーパーを使用してサンダーがけ
④ニスを50%程度に水で薄めて2度目の塗布する
和信ペイント 水性 ウレタンニス 艶消しクリヤー 0.7L | ||||
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まとめ
無印良品のスタッキングシェルフは3万円程度ですが、この棚は材料費7,000円程度です。
近くで見ると粗が見えますが、ぱっと見には見栄えも良く、大変満足しています。
完成してから5年が経過しましたが、色がだんだん濃くなってきました。
色の変化が楽しめるのも、市販品にはない楽しみ方ですね。
その他のバリエーション
1列(ワイド)2段
編み物教室のディスプレイ用です。
縦中央の仕切りが無いので簡単でした。
コメント
コメント失礼します。
こちらの棚を作る際のダボネジ?のサイズを教えてもらえますか?
今、まさにこういうのを作ろうかなと検討していて、こちらにたどり着いた次第です。
サイズがあえば、真似させてもらいたいです!
うーたんさん、コメントありがとうございます。私が使用しているダボ錐がφ8mm用で深さが11mm程度なので、ダボのサイズはφ8mm長さ20mmを使用しました。
お忙しいところ、回答頂きありがとうございます。
とても参考になります。
また、ダボつなぎ用の穴をあける際に工夫されていることとなどありますか?
やったことがないのですが、ドリルで穴をあける時、だいたい思った通りの位置には穴があかないなと思っているところです。。。
そうなると、ダボつなぎ用の穴をあけるのも難しいのかなと思って、躊躇しつつ、試したいなとも思っているところです。
ダボマーカー(ダボマーキングポンチ)というものがあります。棚板側のダボ穴をあけた後にダボマーカーを穴に入れ、仕切り板の位置を合わせてダボマーカーに押し当てることで、マーキング出来ます。仕切り板のダボ穴はマーキング位置に合わせることで棚板と仕切り板のダボ穴位置を合わせることが出来ます。文章での説明は難しいので、また記事で紹介したいと思います。
ありがとうございます!
記事を楽しみにしています!
子どものリビングおもちゃ収納に、スタッキングシェルフを自作出来ればいいなと思い拝見させていただきました。とても分かりやすく、作ってみようと思います!
質問なのですが、この棚を横置きすることはできますか?横置きの場合、棚板仕切り板は記事と同じように取り付ければいいのでしょうか?耐久性などの関係で向きを変えた方がいいのか、、、素人のため分からず悩んでいます。
お時間があれば、教えていただけたら嬉しいです。
すわさん、コメントありがとうございます。この構造のまま横置きでも全然問題ありません。仮に横置きで仕切り板3枚をダボ固定にした場合、非常に組立てにくくなってしまうと思われます。横置きだとしても同じような組み方の方が良いかと思います。ご不明点がありましたら、お気軽にコメントくださいね。
早速の返信ありがとうございます!
DIY挑戦しようと思います!
これからの記事も楽しみにしています。
ありがとうございました😊
コメント失礼します。
早速制作してみようと近くのホームセンターに行ってみるとパイン材1820*910*18のものですと1枚で5000円ほどでした…
どちらのホームセンターで購入されたものなんでしょうか?
たかさん、コメントありがとうございます。カインズで購入しました。記事は少し前のものですので、今では値上げされているかもしれません。よろしくお願いします。