材料費500円で飾り棚(壁面ディスプレイ)をDIY

自作家具

飾り棚

写真やポストカードを壁に飾るには、ピンでとめたり、テープでとめたり、フレームに入れて吊るしたり、色々やり方はありますよね。
私は季節や気分によって飾るものを気軽に変えられる、長押のような飾り棚が好きです。
無印良品にも「壁に付けられる家具」シリーズに長押がありますね。
シンプルで、写真やポストカードを飾るには最適ですが、寸法や外観などあまり選択肢がありません。
今回は材料費を極力抑えて長押のような飾り棚を製作してみました。

構想

飾り棚が大きいと、棚が目立って部屋がごちゃごちゃとした雰囲気になってしまいます。
飾り棚自体が主張しすぎることなく、部屋の壁紙に馴染むように以下のように考えました。
・奥行きはフォトフレームが載る程度
・SPF材を使って安く作る
・白く塗装する(壁に馴染み、SPF材の外観をカバーする)

写真、ポストカード、フォトフレームなどを載せて落ちないように段差を設ける必要があります。
今回は材料費を徹底的に抑えるため、2X2(38mmX38mm)のSPF材を使用し、トリマーで加工することで段差を作ることにしました。
2材料を組み合わせることで段差を作ることなども考えましたが、加工した方が圧倒的に安いです。
近所のホームセンターでは長さ1820mmで483円でした。
幅600mmで3本取れるので、材料費はこれだけです。

SPF材は反り、節、ささくれなど多く、飾り棚にそのまま使用するのは、外観的に若干抵抗があります。
反りが少なく、外観が良いものをホームセンターで選別し、白色に塗装することで、出来るだけ綺麗に見せたいと考えています。

製作

材料カット


SPF材は柔らかく加工しやすいので、量が少なければ手作業でカットしてしまいます。
板材やカットが多い場合にはホームセンターのカットサービスを利用することが多いのですが、このくらいなら手作業の方が圧倒的に早いです。
上の写真は2本カットしていますが、今回使用したのは1本のみです。

やすりがけ

外観に見えることになるのは、正面と底面だけです。
背面は壁に接触しますし、天面は段差加工してディスプレイする物を載せることになります。
外観に見えることになる面を選別し、サンダーがけします。
切断面にも面取り加工をして滑らかにしています。

トリマー加工

段差面は奥行き30mm、深さ5mmとします。
2X2材は38mmX38mmなので、8mm段差として残ることになります。
トリマーガイドを付けたので、端面から一定の距離で真っ直ぐ加工出来ます。

トリマー加工はまだ慣れておらず、加工面が若干凹凸になってしまいました。

段差はこんな感じです。

塗装


壁紙に馴染むように白色の水性塗料を使用し、塗装しています。
使用したのはターナーのミルクペイント スノーホワイトです。
壁との設置面には塗装していません。

ターナーミルクペイント スノーホワイト(450ml)
by カエレバ

設置準備

天面に斜めに穴を開け、コーススレッドを使って壁の下地材にねじ止めします。
壁には穴があきますが、これが最も安価で確実な方法だと考えました。

設置した状態で壁の下地がある位置に合わせ、長手方向の穴位置を決めます。
出来れば斜め45度に正確に穴をあけたいところですが、手軽に正確に加工する方法が無く、材料を見た目45度に傾けて、鉛直方向に穴をあけました。

穴の周辺が少し割れてしまいましたが、物を置けば見えないので良しとします。

コーススレッドを入れるとこんなかんじです。
石膏ボードを貫通し、下地材に届く長さのものを使用する必要があります。

設置


コーススレッドでねじ止めします。
高さは慎重に決めないといけません。


3個取り付けた状態です。

まとめ

奥行きが無く、壁紙と同じ色なので、非常にすっきりしています。
写真、ポストカード、フォトフレームなどちょうど収まり、季節や気分によって飾るものを気軽に変えることが出来ます。
ちょっとした加工の手間は必要ですが、500円未満で出来たことに非常に満足しています。

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